腸内環境を整えるお勧めの食べ物に、食物繊維や発酵食品があります。食物繊維には、水溶性のものと不溶性の食物繊維があります。水溶性とは水に溶けやすいもので、不溶性とは水に溶けない食物繊維のことをいいます。水溶性の食物繊維は腸の中でドロドロの状態になり、栄養の吸収を遅らせることで急激な血糖値の上昇を抑え、有害物質を吸着して体の外に排出してくれます。不溶性の食物繊維は膨張性があり、数倍からす数十倍に膨らむことで腸を刺激し便通をよくします。
水溶性の食物繊維が多く含む食品には、野菜ではエシャロットやにんにく、ゆりねなどがあり、果実類ではゆずの果皮やきんかん、レモンやアボカドなどがあります。この他にも、昆布やワカメ、こんにゃくなども多く含まれています。不溶性の食物繊維を多く含む食品には、きな粉やインゲン豆、おからやグリーンピース、栗などがあります。腸の中には100兆個もの細菌がいて、その細菌は善玉菌と悪玉菌、日和見菌に分けることができます。日和見菌とは体に良いとも悪いとも言えない菌です。発酵食品には悪玉菌を繁殖を防いだり、善玉菌を増やしたりする効果があります。この効果により腸内環境を整えます。発酵食品には、チーズやヨーグルト、納豆や酢、味噌や醤油などがあります。